蹴上げの方からくる疎水、「哲学の道」は有名ですが、さらに銀閣寺から北へいく、「疎水分流」があります。そちらの方はちゃんと歩いたことがなかったので、銀閣寺から北側をたどることにしました。
銀閣寺の方から疎水は、東今出川通りをしばらく西に進んでから北に折れます。
はじめの方は桜並木ですが、しばらく歩いて行くと、クスノキや、いろんな木のある並木道になります。

このあたりは犬の散歩などされている人達が歩いていたりして、閑静な住宅地といった感じです。
その中でも、いくつかレトロな建物がありちょっと違う雰囲気を味わえる所でした。
まず東今出川からしばらく(7、8分?)北へ歩いていくと、東に折れた道を2本ほど行った先に、白い教会のようにも見える「京都大学文化科学研究所」という建物がありました。後で調べると設計は東畑謙三+武田五一とありました。武田五一さんは、京都市役所本館の設計をした人です。

壁に日時計?のようなものもあります。

また疎水に戻ってしばらく北へ歩いて行くと、東側に「駒井邸」という建物もあります。京都大学の教授をされた駒井卓さんの自邸だったところで、京都市指定文化財となっています。設計はW.M.ヴォーリズ。拝観は金曜日と土曜日だけらしいです。さらに今の期間はしばらくお休み中のようで、次の拝観は2010年3月5日からとなっていました。

そのすぐ北には。「銀月荘」というアパートもあります。ここはよく映画やドラマの撮影に使われるので、一度見たいと思っていました。最近の映画では、「クローズドノート」や「鴨川ホルモー」でも見ました。
大分古い様子ですが、疎水の道もちょうど開けた所で、景色に溶け込んでいました。


